現状を他人のせいにしても何も変わらない
前回の日産の記事執筆にあたり色々と調べている中で、Twitterで日産について検索をかけてみたら以下のような意見がちらほら見つかりました。
「カルロスゴーンは従業員のリストラでコストカットしまくったくせに、自分は何十億円も報酬を貰っていたのか!!」
「過少申告額50億円って…どう考えても高すぎるやろ、、」
また、このような高額報酬を痛烈に批判する記事もありました。
ちょっとこういうのを見ていて僕なりに色々思ったことがあるので、今日はそれについて書きたいと思います。
少し自己啓発的な話になるし、「お節介だよ!」と思われてしまいそうなことも書いているので、不快になりそうな方はそっとブログを閉じてください。笑
人は生まれながらにして平等ではない
いきなり残酷極まりない言葉が出てきましたが、これは紛れもない事実です。
下記はビルゲイツの言葉をまとめた記事で、僕も教訓にしている記事なのですが、そこでも人間が平等な存在ではないということが書かれています。
これは否定したくても仕方ありません。
僕だって、家が金持ちなわけでもないし、身長が低いし、学力がそこまで高かったわけでもないし、 身体能力がずば抜けていたわけでもない。他の人に圧倒的な能力の差を見せつけられたことなんて幾度となくあります。
生まれた瞬間から家庭が裕福で、コミュニケーション能力も高く、知能指数も高い人にとったら、さほど努力をしなくても豊かに生きていくことができるかもしれません。
一方、家庭が貧しく、知能指数がそこまで高くなく、コミュニケーション能力が高いわけでもないような人は、前者と比べた場合、豊かな生活を送るために必要とされる努力が相対的に多くなるのは間違いないと思います。
このように、出生地、親の経済状況、知能指数、外見、身体能力等、あらゆる点で人間は平等ではないということは紛れもない事実です。
じゃあ、今の環境は誰かのせい??
人間が生まれながらにして平等でないことはわかりました。
それでは、今の自分の境遇に不満がある方は考えてみてください。
今自分が置かれている環境は、親のせいなのでしょうか?十分な教育指導をしてくれなかった学校の先生のせいなのでしょうか?それとも、財源をまわしてくれない自治体のせいなのでしょうか?
こんな動画があります。
橋下元府知事が大阪の私学助成金を削減するといったことに対して、私学の高校生が猛烈に反対する動画です。見たことがない方は一度ぜひ見てみてください。
高校生の私学助成金削減案への反対意見に対して、橋下氏は「日本は自己責任が原則。それが嫌なら、国を変えるか、国を出ていくしかない」と厳しい言葉を投げかけます。
また、橋下氏の「なぜ公立高校を選ばなかったんだろう?」という質問に対して、生徒からは
「公立に入っても、勉強についていけるかどうか分からない」
「私学にいけないと先生に言われたから」
という回答が。
でも公立高校に入学したり、公立高校での勉強についていくって、誰もが努力次第でカバーできることだと思います。その努力を本当にしたのかどうか分からない状態で、大阪府に対して助成金を減らすなというのは、厳しい言い方をすると甘えでしかないなと思ってしまいました。
この動画を見て僕が思ったのは、「他人のせいにしていては、現状が変わるはずがない」ということです。
高校生たちの気持ちもわかります。府知事に対して自分の意見を真っ向からぶつける姿は立派だとも思います。
でも、やっぱり今の環境は、全て過去の自分が作り出した結果だ、ということを認識しないといけないのではないかと思いました。
そりゃもちろん、努力しなくても勉強できる人もたくさんいるし、私学の助成金が減らされたところでそんなこと全く気にする必要のない家庭だってたくさんいます。
でも、冒頭で述べた通り人間は平等じゃないんだから、それはもう受け入れて頑張るしかないんですよね。
現状を作り出している責任が全て自分にあることを受け入れるのは、もう本当にめちゃくちゃストレスフルです。他人のせいにした方が精神的に圧倒的に楽になります。だから、物事が思い通りにいかなかったときに他人のせいにしてしまいそうにもなります。
「あんな問題を出した試験委員が悪い」
「家が貧しいからいい学校にいけない」
「給料が安いのは会社がサービス残業をさせるブラック企業だからだ」
でも、他人のせいにしたところで、自分の怒りが多少晴れるかもしれませんが、残念ながら現状は何も変わりません。そして同じように、過去を憂いても何も変わりません。
だから、現状を変えるためにこれから何をすべきなのかを必死に考え、やるべきことを決める。そして決まったら、あとはそれをひたすらやりきることがめちゃくちゃ重要になってくるのかなと思います。
今の日本は幸いにも資本主義社会です。昔のような士農工商の時代だと、生まれた部族によってどれだけ頑張っても豊かになることが難しいという状況もあったかと思いますが、今は結果を残した人は報われる時代になっています。つまり、誰でも行動次第で自分の望むような人生に変えることができるということです。
こんな偉そうなこと言ってる自分もまだまだ現状に満足はしていないし、もっともっと上を目指していきたい。だから、そのために人一倍「考えること」、「継続すること」、そして「努力すること」を意識してひたすら行動を続けていきたいと思っています。
そうやって現状を少しでもよくしていこうと行動を続けていたら、必ず自分の思い描くした人生を送ることができると思うので。
結論、他人のせいにして現状に愚痴垂らす暇があるなら、めちゃくちゃストレスフルだけど、現状を作り出したのは自分の責任だということを受け入れて、今すべきことに必死に取り組もう!というのが僕の考えです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!