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会計士の気まぐれ日記

時事問題、自己啓発、会計、経済、金融、プライベート等に関する情報を配信しています。

ホリエモンが逮捕された理由

今日は、ホリエモンこと堀江貴文が逮捕されてしまった理由について書きたいと思います。

 
 
 
ホリエモンって、ひと昔、テレビに出演したり、日本テレビの株式をとかなり人気を集めていたのに、突然逮捕されてしまいましたよね。
 
 
でも、その理由を知ってる人って意外と少ないと思います。
 
 
彼が何故逮捕されてしまったのか?
今日はそれを簡単に説明してみたいと思います。
 
 
まず、ホリエモンには、以下の2つの罪が課せられました。
 
 
風説の流布、偽計取引罪
有価証券報告書の虚偽記載罪
 
 
 
①の罪にかけられた経緯
 
ライブドアには、ライブドアマーケティングという子会社がいました。 
 
 
子会社とは、発行する株式の過半数を保有されている会社などのことを言います。
 
 
そしてライブドアは、いくつかの投資事業組合(ベンチャーに資金提供したりなど、資金援助を目的に結成された団体)に出資をしていました。
 
 
 
投資事業組合は、ネット系の株式会社を買収(株式を買い占めること)し、その後にライブドアマーケティングと株式をします。
 
 
そして、ライブドアマーケティングは、投資事業組合が持ってるネット系株式会社の株式を買収することを発表し、同時に株式分割(株式の単位を細分化すること)を発表しました。
 
 
 
普通、M&A株式分割は、株価上昇の好材料として認識されています。
 
 
そして、ライブドアマーケティングの株価は予想通り上昇しました。
 
 
 
その後、投資事業組合は上昇した株式を売却し、得た利益を出資者であるライブドアに渡していた、、ということです。
 
 
 
これの何が犯罪なのでしょうか??
 
 
問題は、投資事業組合ライブドア自身であると言えるかどうか、です。
 
 
もし、投資事業組合ライブドア自身と言えるなら、売却益のライブドアへの還流は、インサイダー取引により犯罪となります。
 
 
他方、投資事業組合ライブドアから独立しているなら、投資事業組合の投資成果による配当として、ライブドアは合法に利益を獲得できます。
 
 
これは本当にグレーなところなんですが、結論を言うと、ライブドア投資事業組合は実質的に同じと判断されたのです。
 
 
そのために、①の罪が問われました。
 
 
そして、②の罪についてですが、①の罪のように投資事業組合から資金の還流を受けた場合、ライブドアは財務諸表上、「受取配当金」という科目で表示しなければなりません。
 
 
 
しかし、ライブドアは財務諸表上、これを「売上」という科目で計上していたのです。
 
 
これが、粉飾決算ってやつです。
 
 
つまりまとめると、
 
 
有価証券報告書に嘘書いた
 
 
 
 
から、捕まったんですね。
 
 
 
こんなんだけでも、投獄されるほどの罪に問われてしまうんですね。
 
 
裏返せば、罪に問われてしまうほどに投資家に影響を与えるということです。
 
 
僕が将来なるであろう公認会計士は、それがないかどうかを監視することが仕事です。
 
 
 
しかし、当時の監査法人はその粉飾決算を見抜くことができませんでした。
 
 
それか、粉飾決算であることを世に公表できなかったのかもしれません。
 
 
 
監査法人は、クライアントに報酬をもらって監査をしています。
 
 
 
ということは、不適正意見(財務諸表が正しくないことを世に公表すること)を表明する際に監査契約を解除されてしまうと、監査法人の利益も減ってしまう…
 
 
 
でも社会のために監査を行ってるのに、社会を欺く行為に加担するのは元の子もないですよね。
 
 
 
 
この罪を犯したライブドアは、ちょっと遺憾やけど、ある種の尊敬の感情も抱いています。
 
 
だって、ホリエモンと宮内さん頭よすぎですよこんな取引思いつくなんて。笑
 
 
逆に、これを見逃した監査法人の方が憤りはあります。
 
 
 
 
まあでも以前のホリエモンは、さっきみたいに金のためなら犯罪すれすれでもなんでもするぜって感じやったけど、今は才能活かして社会に貢献できる色んなことに積極的に取り組んでいて素晴らしいと思います。
 
 
 
 
なんとなーく話がずれた感あるし、会計チックなだいぶ難しい話をしてしまいましたが、次はもっとポピュラーな話題に触れていきたいと思います。笑