会計士の気まぐれ日記

ビジネスに関する有益な情報をお届けします。たまにただ思ったことや感じたことを書きます。

デキる人とデキない人の違い

今年の4月から自分も社会人になり、監査法人で働く所謂サラリーマンをやっています。これまでの学生生活とは違い、自分も大人の一員となったわけです。社会人になって半年という節目なので、今日はちょっと自分が社会人になって感じたことを書いてみたいと思います。

 

 

①指導の上手さと能力が、ある程度比例している

組織には3種類の人間がいるなと思いました。半端なく凄い人、普通の人、全然あかんやんって人。どんな組織も、この3種類のタイプに分かれるという法則があるそうですが、まさにそうだと実感しています。

 

 

僕は今組織の中でも一番下っ端なので、ほとんど上司を見ることしかありません。幸い、僕がアサインされているチームは半端ない人が多いのですが、やっぱり普通の人と、下の僕から見ても全然あかんやんって人はいます。

なぜこうも違うのか?普通の人はまだしも、半端ない人と全然あかん人の違いって何なんやろ?って思って、考えてみました。

そして、それは指導の上手さであると自分の中で結論が出ました。

 

 

僕は1年目やから、上司に聞くことがまだまだ多いです。申し訳ないと思いながらも、質問をしてしまいます。で、何かを質問したときの返答のわかりやすさって、人によって本当に隔たりがあるのです。

 

 

例えば、「この手続きって、どういう意図があってやらなければいけなくなっているんですかね?」みたいな質問をしたときに、

 

 

デキない人:あーそれは分からないけど、基準にこうやって書いてあるからじゃない?

 

デキる人:この場合、ここにどういうリスクがあると思う?だったら、そのリスクを抑えるためにはこの手続きを実施しないといけないよね?だから、基準にもそれをやれと言ってて、僕らはそうれを実施する必要がある。でも一方で、あの手続きは実施する必要はないと思うけどね。

 

 

これはちょっと極端かもしれないけど、ほんまにこれくらいの差はあります。あ、この人考えてるなってのと、何も考えてないやんってのが顕著に出てくるのです。ほんで、やっぱり考えている人は仕事のスピードも速いし、精度も高い。

だから、逆に自分が仕事の精度とスピードを上げようと思ったら、人にわかりやすく説明できるくらい自分の仕事の意味や背景を考えることがキーなのかなと。

ほんで、人にわかりやすく説明しようと思ったら、筋道を立てていかないといけないから、思考を整理する力も身につきます。だから、優秀な人とそうでない人を見極める時は、質問した時の回答のわかりやすさを見たらいいと思います。

 

 

②仕事外の時間での努力の差は凄い

仕事をする時間はもちろん、休みの日でも勉強したりとかしている人がいます。一見、こういう人って気持ち悪いとか、休みの日まで仕事なんて考えられないとか思われがちですが、残念ながら、マジでこういう人の方が優秀だと思います。

 

なぜなら、インプットの量が明らかに違うから。

「いや、そんなこといつ知ったんですか!?」って思ったことないですか?

自分の専門とは異なるところについても、知識があったりする。ほんで、その知識同士をうまく組み合わせて、解決策とかを編み出していく。。こういう人は本当に優秀だと思います。

 

 

そして、そのプラスαの知識って、絶対仕事の時間だけで吸収されているわけがないと思うんです。笑 明らかに、仕事以外の時間を使って情報収集をしていたり、考えをまとめたりしているんです。

そして、この仕事以外の時間を使った努力って、かなりアドバンテージになるなというのは自分でも何回か実感したことがあります。ほんっまに小さいことでもです。

 

 

例えば、「〇〇社の××計画ってどんなんやっけ?」って上司が他の上司に聞いたときに、

 

「あー確か〇〇ですよ。前期の有報に書いてました。」ってすかさず言ったとき、「さすが!よく見てるねー」みたいなことを言われたことがあります。まあ別にこれで評価が上がることなんてないでしょうけど、少なくとも何も見ていないわけではないと思わせることができます。

普段単調な仕事ばかりやっていたら絶対知らないようなことを知っていたりすると、よく考えていると思ってもらえる。そして、その絶対知らないようなことって、仕事外の時間でちょっと調べたらすぐ分かることもあったりするんだと思います。

 

だから、上司にアピールしたいとか思ったら、そういう仕事以外の時間を使ってちょっとだけ勉強したりするのがいいかもしれません。

逆に、仕事以外の時間を何もしない、もしくは仕事と全く関係ないことをやっている人は、平均もしくはそれ以下の仕事しかできないのかもしれません。もちろん、元々のスキルが高い人は仕事の時間だけで大量の知識をインプットしてそれを整理することもできるかもしれませんが。笑

まあ、本業はそこそこにして副業も頑張るという生き方も普通に賢いと思うので、この考えはあくまで仕事にフルコミットして、社内での評価を勝ち取りたい人向けだと思います。

とはいえ、僕のような入社したての新人って、最初の印象がかなり大きいので、こういうところで差をつけるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

とまあ、自分が社会人になって客観的に思ったデキる人とデキない人の違いを2つ紹介しましたが、やっぱりデキる側の人間になっていきたいですよね。

デキると思われたら、重要な仕事だってふってくれるし、仕事に面白みを感じたり成長したりといいことばっかりやからです。少なくとも、デキない人と思われて、単純な仕事しかふってくれない→面白みがなくなる→やる気なくなる→成長もなくなるという負のスパイラルに陥らないように気をつけましょう。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。