会計士の気まぐれ日記

ビジネスに関する有益な情報をお届けします。たまにただ思ったことや感じたことを書きます。

ディズニーシーへ行ってきた

昨日は、久しぶりに東京ディズニーシーへ行ってきました。高校1年生以来なので、約7年ぶり。

雨が降ったり止んだりと天気が悪かったので、連休中日やけどそこまで人は多くないんちゃうかなーとか思っていました。実際、11時半頃にチケット売り場に到着したけど、行列もなくすぐにチケット買えました。テーマパークでこんなあっさりチケット買えたの初めて。。。

 

 

入園してみるとやっぱりそんな混雑はしていいなかったので、今日はアトラクション全部制覇するのも余裕なんちゃうかと思ったのも束の間。

昼飯食おうと思ってハンバーガー屋であるケープコッド・クックオフに入ろうとしたらアホみたいな行列でした。基本的に並ぶのは嫌いなので、そのへんのポップコーン食おうか言うて振り返ってみると、ポップコーンも行列・・・久々のテーマパークなめてました。

仕方なくケープコッドに並びました。ハンバーガー食うのに40分待ったの初めて。別にそない美味いわけちゃうのに、やっぱりテーマパークの飲食店の賑わいはすごいなと改めて実感しました。

 

 

そこからタワーオブテラーとかセンターオブジアースとかの人気アトラクションに並んで乗りました。120分待ちと正直なかなかしんどかったですね。完全に足がスティック状態。アトラクションはまあ面白いのは面白いけど、別にそんなに迫力があるわけではないし、スリリングな感覚を味わいたいのなら断然USJの方がいい。絶叫マシーンが比較的好きな自分にとっては、明らかにUSJの方がいいやんって思ってしまった。。

とは言っても、あの行列はやっぱりディズニーシーが確固たる人気ぶりを維持していることを象徴していました。そこで浮かんだ疑問。

 

 

なぜディズニーリゾートは客足が絶えないのか?

 

 

以下は、TDLTDSの入園者数の過去5年間の推移です。なお、ソースはオリエンタルランドの2016年3月期の有価証券報告書です。ちなみに、単位は千人です。

 

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2014年はTDLの30周年の記念年であったために、客足が大幅に伸びています。そこから2016年までほぼ横ばいをキープしていますね。それにしても、ランドとシーの両パーク合わせて年間来園者数3000万人超ってすごいですよね。笑 

365日毎日営業していたとしても、1日8万2000人くらい来ているってことです。宮古島の人口が5万4000人なので、宮古島の島民を毎日総動員しても、この人数には届きません。

 

 

こんだけ毎日人が来る秘訣はなんなのか?行列を作っている人をぼんやりと見渡し、どんな客層が中心なのかを見ていました。すると、ほとんど以下の客層が占めていることがわかったのです。

 

 

①家族連れ

②女子グループ

③カップル

 

 

USJとかって、どっちかというとTDRよりアトラクションの充実とかを重視しているように思えます。最近できたアトラクションのハリーポッターやフライングダイナソーとかも、迫力でいえばTDRのどのアトラクションをも凌ぎますしね。(まあまだ乗ったことありませんが。)

つまり、男だけでも楽しめる環境なのです。自分も中・高とで部活をやっていたとき、部活後に汗臭いのに男だけでUSJに行ったりすることありました。アトラクションが豊富だから男だけでも全然楽しめるし、そんなに浮きません。

 

 

しかし、TDRだとどうでしょう。昨日も、男だけで来ているのは本当に少数でした。そして間違いなく、男だけの集団は浮きまくり。男だけで夢の国に来てどないすんねんと言わんばかりの雰囲気がそこにはありました。

ここで思ったのが、TDR顧客の絞り込みが上手いなあということ。そして、絞り込んだ顧客にファンになってもらい、テーマパークに来る特別感を与え、また来ようと思ってもらう工夫が色んな場面でなされています。そして、その結果が、女性や家族連れが来園者全体を占める割合が大きいという事実として顕著に表れていました。

 

 

例えば、女性や子供の一般的な特徴として、以下が挙げられます。

 

・ディズニーなどの可愛いキャラクターとかを好む

・スリルがありすぎるアトラクションは苦手もしくは無理

・パレードやショーが大好き

 

 

もちろん女性や子供の全員が上記に当てはまるわけがありませんが、大枠は捉えているでしょう。こういう言い方をするのはあまりよくないかもしれませんが、こういった特徴を持っている女性や子供を、キャラクターを上手く利用して虜にするのがTDRは上手いんだなと思いました。だから、USJと比較しても、TDRには熱狂的なファンが数多くいるのじゃないかと。以下のデータを見て分かる通り、テーマパークチケットによる収入よりも、テーマパーク内での飲食販売、グッズ販売による収入の方が多いということは、それだけTDRに来るということに特別感を感じている人が多いということですしね。つまり特別感を見出しているから、お金を出すのも惜しまないということです。

 

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誰が顧客なのかを見極めて、その顧客に満足してもらえるようなサービスを提供するということがいかに重要かということを実感することができました。

自分はそんなにTDRの熱狂的なファンではありませんが、やっぱり非日常感があって楽しかったし、また来たいと思いました。ディズニーシーまで行って何を考えてんねんみたいに言われそうですが、こういった視点を持ちながらでテーマパークを楽しむのも案外面白かったです。

なんかまとまりのない記事となってしまいましたが、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。