会計士の気まぐれ日記

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宝くじ当選者が破産する仕組み

先日YouTubeで面白い動画をやっていたので、見てみました。その動画は、宝くじ当選者がどのように破産していったかを紹介しているテレビ番組の動画です。

 

 

皆さんは、宝くじで6億円当選したら何に使いますか?

 

 

こういうの、誰しも一度は考えたことがあるでしょう。僕も人生で何回か考えたことがあります。中学生のときは、宝くじで6億円当てたときの使い道を、以下のように思い浮かべていました。

 

①仕事を辞める

②1億円は家族にあげる

③3,000万円のフェラーリを買う

④2億円くらいの一軒家を買って、住む

⑤毎日美味いもん食うて、海外旅行しまくる

⑥服とか時計とかを1,000万円分くらい買う

⑦残りは貯金する

 

まあ、誰しもが思い描きそうなことですよね。実際、動画で登場していた当選者も、だいたい同じような行動をしているように思えました。

でも、この行動は間違いなく破産まっしぐらです。よく言う、貧乏人が宝くじに当選したら破産するっちゅうやつです。これ、なんでか分かりますか??

 

 

答えは簡単、資産を買ってないからです。

 

ん?いやいや、建物とか車とか買ってるし、資産は買ってるやないか。って思った方はあんまりお金の仕組みを分かっていないんやと思います。何でか、それは、持ち家や車は資産ではなく負債だからです。

いまいちピンとこない方もおられるかと思うので、資産と負債の定義を考えてみます。

 

 

・資産→キャッシュインフロー(収入)を生み出すもの

・負債→キャッシュアウトフロー(支出)を生み出すもの

 

 

こう考えてみると、持ち家を買った場合、キャッシュインフローってあるでしょうか?売却しない限りないですよね?むしろ、高級物件であればあるほど、固定資産税とか諸々の維持費がかかってその分キャッシュアウトフローを生み出すことになります。まあ、売却したらもちろん、多少価格が下がっていようとキャッシュインフローはでます。しかし、持ち家を売却したら次の物件をすぐに買わなければいけませんよね?つまり、すぐまたキャッシュアウトフローになるので結局トータルで見たらお金は出て行くだけになります。

フェラーリとか時計とか、高級ブランド品も同じ。維持費がかかるだけで売却しない限りはキャッシュインフローは生み出しません。っていうか、バカな人は相当経済的に追い込まれない限りはそれらの資産を手放そうなんて考えもしません。

 

 

 

じゃあ、キャッシュインフローを生み出す資産はなくなるわけです。仕事もやめていたとしたら、本当に生涯キャッシュインフローはなくなる。ただただ使っていくだけになします。

 

 

先ほどの7つの項目通りにお金を使うとしたら、当選金6億円のうち、今3億4,000万円をキャッシュインフローを生み出さないものにつぎこむことになります。そして、残ったお金は2億6,000万円。サラリーマンの生涯収入くらいあるから、まだ一生仕事せずに遊んで暮らせる!!と思うかもしれません。

 でもこれ、普通のサラリーマンらしい生活を続けることができた場合の話。しかも、豪邸や高級車というキャッシュアウトフローを生み出すものを持っているため、生活費は普通のサラリーマンよりも抑えなければならなくなります。

なのに、バカな当選者は自分が金持ちだと錯覚して、高級料理店やキャバクラに通ったり、旅行三昧の生活を送ったりします。すると、秒速でお金は消えていきます。膨大な建物・車両の維持費を払いながら贅沢な生活をしていたら、1億円なんてすぐになくなります。

 

 

大体1年で1500万円くらい使っていたとしたら、15年後には2億6,000万円あったお金は3500万円まで減っていることになります。この辺で、ようやくやばいことに気づくわけです。そして、2億円のマンションと3000万円のフェラーリをそれぞれ売って、代わりに5000万円の家と400万円の車を買ったとします。車は、あと2回同じ価格のものに乗り換えるとしたら、あと使えるお金は1億6800万円

サラリーマンのように月に使えるお金が限られていないため、この1億6800万円をうまく自分の生涯に配分するのは至難の業です。また、今まで贅沢な生活をしていたものから急に質素な生活に戻るのはかなり苦しいものがあるでしょう。

 

 

結局、それがうまくできなくて破産してしまうといったケースが多いそうです。何が言いたいか。お金の使い方を知らない貧乏人が大金を手にしても、結局貧乏人に戻るってことです。

 

・金が出て行く資産ばかりを買ってしまったこと

・生活水準を上げ、金を湯水のように垂れ流してしまったこと

・金が入ってくる道を絶ったこと

 

 

これが主たる原因です。では、どうすれば手にした大金をうまく使うことができるのか?それを知るためにお金の勉強をする必要があるっちゅーわけです。

次回では、どのように使うのが理想なのかを考えていきたいと思います。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。