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会計士の気まぐれ日記

時事問題、自己啓発、会計、経済、金融、プライベート等に関する情報を配信しています。

公認会計士について

会計

第1弾は、公認会計士について書いていきたいと思います。

 
 
公認会計士のことを知ってほしい理由は、2つあります。
 
 
公認会計士の人気がなくなっているから
②純粋に、素晴らしい資格だと思うから
 
 
まず、①についてですが、公認会計士試験の受験者数が近年激減しています。
 
 
2010年の願書提出者数は25,648人だったのに対し、僕が合格した2014年の願書提出者数は10,870人でした。つまり、たった4年で公認会計士を目指す人が半減してしまったということです。
 
 
なぜこんなにも人気がなくなってしまったのか、みなさんご存知ですか?
 
様々な理由があるかとは思われますが、一番の理由はやはり、試験合格者の未就職問題でしょう。
 
 
2008年より、日本でJーSOXの導入がスタートしました。
JーSOXとは、内部統制に関する基準のことで、ざっくり言えば企業統治のシステム作りをもっとちゃんとしなさいよーっていうものです。
 
 
こんな例を考えてみましょう。
あなたは今、大手のファッション企業の神戸支店長として働いています。あなたは店長だから、在庫管理をすべて任されています。
在庫が眠っている倉庫に行ってみると、そこにはあなたの欲しかったファッショングッズがいっぱい!!
あなたはどうにかして、誰にもバレずにこれを盗んで帰れないかと考えました。
 
そこであなたは、月末に在庫の数量がどれだけあるのかを本社に報告する際、本来の在庫数より少ない個数を報告し、少なくした分を持って帰れば誰にも怪しまれずに持って帰れることを思いついたので、それを実行しました。
 
 
 
、、、これは簡単な例ですが、実際にこのようなケースはあったそうです。これでは、企業としても原因不明の棚卸減耗費(商品の実際数量が帳簿数量より少ないために発生する損失)を計上せざるを得ません。
 
 
これを防ぐために、倉庫に監視カメラを設置したり、棚卸しをする者と在庫報告する者を分けたりすることが考えられます。
 
 
今のはほんの一部ですが、このような不正やミスを起こりにくくするためのシステム作りを内部統制というんですね。
 
 
話を戻すと、2008年より、この内部統制をもっとしっかりしようぜってことから、公認会計士による内部統制の監査もスタートしました。
金融庁は、
 
「大変だ。JーSOXがスタートしたら公認会計士は間違いなく不足する。だから公認会計士をもっと増やそう。」
 
 
と、言いました(実際言ったのかは知りませんが 笑)。
 
 
 
しかし、監査法人公認会計士が仕事をする企業)側からすると、そこまで人手不足に陥ることはなかったのです。
すると、なにが起きるか??
 
 
合格者数と採用者数の間で大きなギャップができてしまったのです。
せっかく2年以上も死ぬほど勉強してやっと合格を勝ち取ったのに、肝心の就職先が見つからない、、、まあ考えてみれば地獄ですよね。
 
 
実際にこれがメディアにも大きく取り上げられ、試験も就職も難関という超ハイリスクを怖れて目指す人が少なくなったということです。
人生を危険にさらしてまで目指す人はそうそういませんからね。
 
 
これが、公認会計士という資格の不人気の大きな原因のうちのひとつです。
 
 
これに関しては個人的も色々見解があるのですが、それはまた後日にします。
 
 
②について話しましょう。
 
 
 
公認会計士って、名前は知ってるけど、どんな仕事するの?
 
って思ってる人、正直かなり多いと思います。
 
 
それに対する回答は、「色々な仕事をやります」です。笑
 
 
でもまあ、根幹にある仕事は、やっぱり監査です。
 
 
現代の世界は情報社会である、ってことに皆さん異論はないですよね?
 
企業も同じで、上場企業は自身の業績、財政状態、キャッシュがどんだけあるか、などなどのことを世間に公表しなければなりません。
だってそうですよね?あなたが金の貸し手もしくは投資家だとしたら、どんだけ利益を上げていて、どんな資産を保有してて、キャッシュがどんだけあるのかも分からない会社に金を貸したり投資したりしようと思いますか??
 
 
思いませんよね?
このように、経済活動(投資とか金融とか)が発展するためには、その業績とかを明らかにする「財務諸表」というものが必須になっているのです。
 
で、近年ではこの財務諸表の重要性がかなり高まってきています。
多くの投資家は、財務諸表の数値を見て企業の良し悪しを判断し、その会社の株を買うかどうかを決めています。
業績が良くなれば、株価も上昇するのが一般的です。
 
 
 
業績が良くなれば、株価も上昇するのが一般的です。
 
 
 
 
わざと2回書きましたが、このフレーズが監査の必要性を物語っているのです。
どういう意味か分かりますか?
 
 
単純に、会社の株価を上げたいがために財務諸表上で利益がめっちゃ出たかのように嘘をつく会社が出てきますよね。
 
 
 
利益が上がれば株価上昇の恩恵を受けられるだけでなく、資金調達をしやすくなったりというメリットもあります。
 
 
でも、そんな嘘の財務諸表を信じて投資したのに、実際は全然ダメな会社で倒産してしまい、大損してしまった。
 
 
こんなことにならないために、監査、つまり財務諸表の真実性を検証する専門家が必要なのです。そして、その専門家こそが公認会計士です。
 
 
この監査業務を行うことが許されているのは、日本において公認会計士だけです。
監査はクライアントの会社に乗り込み、その会社のシステムなどを全貌して行われる業務なので、色んな会社の全体像を見ることができます。
 
 
だから、将来起業したり、起業家の参謀となる際にも、監査で得た知識を大いに役立てることができるのです(まだ働いてちょっとしか経ってないペーペーの理想ですが)。
 
 
他にも公認会計士のメリット、デメリットはあるのですが、長くなってしまったので簡単に書きます。
 
 
〜メリット〜
・監査という社会的責任の大きな仕事ができる
・そこそこ高収入
・監査以外にコンサルなどもできるので、仕事の選択肢が圧倒的に拡がる
・社会からの信用が高い(将来不動産投資もしやすくなったりする)
 
〜デメリット〜
・試験が難しいから、目指すにあたって人生のリスクが大きい
・繁忙期はめちゃめちゃ忙しい
・最初の1年間は、業務がつまらないと感じることが多い
 
 
結論、僕は公認会計士の資格はほんまに人生かける価値あると思います。
 
 
 
頭がよくないと合格できない、、経験上、そんなことは全くないです。
 
 
どんだけ努力できるかどうかが9割やと思います。
 
 
人生におけるたった2年間という短い時間を頑張るだけで、一生役に立ってくれる資格を手に入れることができるのは、いい話やと強く思います。
 
 
 
 
今日はここまで。
 
 
あ、もし公認会計士に興味ある人はいつでも聞いて下さい!笑